CCGグループは、デジタル領域のCCG TO・CCG WORKING HEADS・HELIOSの3社合同によるプロジェクト『SEE PROJECT』を2023年7月に発足。そして2024年11月、同プロジェクトによる新たなサービス『iSEE』がローンチしました。プロジェクト発足の背景とは、そこで生み出された『iSEE』とはどんなサービスなのか。開発の中軸を担ったCCG WORKING HEADSの金川とHELIOSの森川に、ローンチまでの日々を振り返りながら話してもらいました
CCGグループのデジタル領域の3社が手を組んだ『SEE PROJECT』より、新たなサービス『iSEE』がローンチ。
新たなコラボレーションの実現へ。
『SEE PROJECT』は、CCGグループのデジタル領域の会社であるCCG TO・CCG WORKING HEADS・HELIOSの強みを活かし、新たなサービス開発を目的として2023年に7月に発足しました。普段はメディア運営やサイト制作、運用型広告コンサルといった業務を各社が行なっていますが、同じWEBマーケティングの領域であるということで、クライアントからは「サイト制作だけではなく広告運用も相談したい」といった複合的な要望も多くあり、合同で提案をしたり、自社メディアを活用したサービス開発での連携も活発に行っています。そんな中、3社がお互いの領域についての知見を持ち寄り、目線を合わせることでより3社の力を発揮し、高い成果を生み出せるのではないか。そういった背景のもと、新たなコラボレーションを実現していくために立ち上げたプロジェクトです。 メンバーは各社から選抜され、HELIOSからはアナリストの森川、CCG TOからはディレクターの工藤とブランディング担当の杉本、そしてCCG WORKINGHEADSからWEBディレクターの金川がプロジェクトに参加しスタートしました。(金川)
もっと使いやすく、もっと見やすくするために。
『SEE PROJECT』が発足し、日々の仕事と兼務しながらどんなサービスを開発するべきか、自分たちだからこそ提供できるものは何か、三歩進んでは二歩下がるような議論と試行錯誤を重ねました。その中で着目したのが、Googleの分析ツール・GA4(グーグルアナリティクス4)でした。Googleの分析ツールにはこれまでUA(ユニバーサルアナリティクス)がありましたが、2023年7月にGA4へと完全切り替えとなり、UAがもう使えないという状況になっていたんです。切り替えまでの移行期間は3年ほどあり、私もGA4を試していましたが、この新しい分析ツールはユーザー目線でもデザイン面や機能面でかなりの変化があり、使いづらさや抵抗感も感じていました。それならば、もっと見やすくて、もっとわかりやすくなれば喜ばれるのではないか!そんな想いで、GA4をより使いやすくするためのサービスを新たに開発していこうと決めました。(金川)
実際に私が担当しているクライアントにお話を伺った際も、「UAで計測できていた数値が、新しくなったGA4では見られなくなってしまった」「数値の意味が変わったり、複雑になって見るのをやめてしまった」という声も聞きました。そんな方々のために、わかりにくいものをもっと使いやすくしたい。それが、私たちの新たなサービス開発のスタート地点でした。(森川)
見てすぐわかるGA4分析可視化ツール、
『iSEE』が誕生。
私たちが新たに開発したGA4分析可視化ツールは、『iSEE』と名付けました。コンセプトは、“誰でも「なるほど!(I see!)」、見て「すぐわかる!」”です。GA4への切り替えによって多くのユーザーが感じていた使いづらさや見にくさを解消し、デジタルマーケティングの“課題”と“機会”を可視化することを実現させています。その大きなポイントとなるのが、デザインと分析レポートの項目機能です。GA4や他社がリリースしている分析レポートの多くは、あまりユーザービリティやデザイン性が重要視されていない印象でしたが、『iSEE』ではグラフィックデザイナーの前田健治(MEM)氏にデザインを依頼。ユーザーの視認性を高めるデザイン性にとにかくこだわりました。また、マーケティング・サイエンティストの本間充氏をはじめとした分析や解析ツールに詳しい外部アドバイザーのサポートのもと、より的確で適切な分析項目を設計し、ユーザビリティを高めています。『iSEE』は、同じくGoogle社が提供しているツールを使用しているので、GA4や他のデータソースの数値を自動でレポート化してくれます。そのため、手間や時間が大幅に短縮でき、非常に効率的だと言えますね。(金川)
『iSEE』は、分析初心者や中級者向けのGA4分析可視化ツールとして開発しました。例えば、クライアントのWeb担当の方をはじめ、営業担当の方やプロジェクトの全体を管理しているリーダー職など、分析や解析に長けてなくても誰もがわかる。それがこのツールの大きなポイントです。目標に対しての進捗率や独自のスコアリング機能なども設定でき、クライアントごとにカスタマイズできるのも『iSEE』の特徴だと思います。GA4に苦手意識をもつクライアントの中では、アクセス数などの簡単な数値の変動しか見られていない場合が多く、ユーザー属性や流入元のような、詳細な情報の確認まではできていないようでした。『iSEE』ではそういった方々に向けて、表面的な数値の変動だけではなく、なぜ良かったのか、なぜ悪かったのか。その要因に繋がる気づきになるような数値にも着目していただけるように全体を設計しているため、現場の担当の方も含めて一緒に成長していける、そんなきっかけにもなるツールにしていければよいなと思います。(森川)
『iSEE』は、3社の知見と経験を生かしたサポートで
確かな成果へと導く。
『iSEE』は、2024年11月にローンチしました。“誰でも使える、見てすぐわかる”分析可視化ツールとして自信を持ってクライアントに提供できるサービスですが、今後はさらに独自性を備えていきたいと考えています。競合他社と差別化を図るために、CCG TO・CCG WORKING HEADS・HELIOSそれぞれの本業であるメディア運営、サイト制作、運用型広告コンサルの知見と経験を最大限に活かし合い、クライアントのサポートをしていくこと。それが『iSEE』の独自性となり、最大の強さになると思っています。また、CCGグループは業界特化型の企業が集まっているため、さらなる連携も可能です。導入時から日々のサポートはもちろんですが、クライアントと伴走しながら分析方法を検討・改善し、グループの強みを活かしたサポートをすることで、成果を確実なものとしていけるはずです。(金川)
『iSEE』はCCGグループの知見と経験をサポートに活かせるのも強みだと言えます。例えば、自社だけのGA4分析では新たな視点が生まれにくいかもしれませんが、私たちには3社ごとの領域から見た視点があり、それを複合的にした最適な改善の提案が可能です。また、今後のバージョンアップについては、サイト内の数値だけではなく、広告やSNSなどの流入前の数値も一元化して見られるようにしたいと考えています。業界や特定の分野に合わせて特化させ、より細かなニーズや問題に対応できるツールへと進化していきますので、ぜひご期待ください。ローンチした『iSEE』を皮切りに、これからも様々な得意領域やバックボーンをもったCCGグループのメンバーの知見と経験を活かした、新しいツールやサービスの開発にどんどんチャレンジしていきます。(森川)
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GA4アクセス解析ツール『iSEE』
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